C-POSTシリーズは、2000年代の前半から始まり様々なバリエーションがありますが、最初期モデルはスクエアカットの裾と左右アシンメトリーな胸ポケットを持つ、シャツ以上アウター未満という設定のシャツジャケットとしてデビューしました。しかしC-POST 2からは、ビンテージUSNのCPOシャツのようなラウンドテール＋１胸ポケットに変身、その後の数々の１ポケットモデルのバリエーションは、1990年代後半にデビューしたThe POSTという元祖１ポケットワークシャツのスピリットをコンテンポラリーに継承していきます。C-POSTシリーズは、2000~2010年代にかけて考え得る限りの様々な生地バリエーションで展開され、ワークシャツにドレスシャツの生地を採用するという一つの流れを作ったモデルでもありました。C-POST 3はチンスト無しのラウンド台襟＋ドングリ型ポケットという設定で、この一枚はタータンチェックのドレスシャツ生地をコンボ（クレージー）で組み合わせたXXXというモデルです。コンボのバリエーションはいくつかありましたが、どれもユニークでバランスの良い仕上がりとなっています。以下、2008年の展示会概要からの抜粋になります。

C-POST3：

C-POSTとは似て非なるデザインでややまぎらわしいネーミングではありますが、シンプルな１ポケットにLIGHT系のフィットの設定、そしてLIGHT系としては初といえるビンテージな味付けを採用しているところが新鮮です。今後有効なシャツの一つになると確信しています。